【子供部屋を仕切るとき】もう一つのアイデア教えます。
こんにちは、すすまるです。
私がデザイナーとして、家の打合せをする方の大半は
「30代」です。
つまり子育て世代。
もしくは、これから家族が増える世代。
家を考えるきっかけは『家族』です。
『家族』のため、もっと的を絞ると
『子供』のために家づくりを考えます。
でも家族って、変わるんですよね。
家は・・・
20年、30年と住み続けることが前提です。
そのためには、ライフスタイルの変化に合わせた
家づくりが必要です。
そこで今回は一番変化する家族『子供』の
【子供部屋】の間取りの作り方について、考えていきます。
子供部屋の間取り 【質問】と【答え】
子供部屋のご要望をお伺いすると、どちらかの答えが返ってきます。
A:個室が2部屋ほしい。
B:はじめは広いワンルームで、将来2部屋に仕切りたい。
この回答はどっちが正解なのか、難しいですよね。
私もよく「どっちがいいですか?」って聞かれます。
そのとき、私はAでもBでもない
もう一つのアイデアをお答えしています。
それは、
夫婦の寝室と子供部屋をワンルームにしましょう!
子供部屋は初めから分けておく?それともワンルーム?
みなさんは、子供ころどうやって寝てました?
私は家族みんなで、川の字で寝てました。
小学校の高学年くらいから、自分の部屋で寝るようになってましたかね。
遅かれ、早かれ、だいたいこんな感じでしょうか?
みなさん、ご自身の経験で想像できるから、
【子供部屋どうするか】悩みますよね。
A:2部屋・個室を選択される方は・・・
どうせ、2部屋必要なんだから、最初から作っておこうかな。
あとで、リフォームで仕切ると高いでしょ。
こんな感じ。
こんな感じ。
この二つの選択肢の中に共通している『悩み』は、
子供が大きくなるまで、しばらく使わない部屋がある。
『どうしようかな?』
です。
ワンルームの選択肢だと、はじめの広い部屋を
子供の遊び場に、とか考えたりします。
でも実際は・・・
子供はお母さん・お父さんが見えるリビングで、遊んでいることが多いようです。
つまりAでもBでも、結局使わない部屋が10年くらい存在します。
そこで、もう一つのアイデアCです。
こんな感じで、寝室と子供部屋ををつなげます。
そうすることで、広い『家族みんなの寝室』ができます。
家族みんなで寝る部屋は、広いほうがいいですよね。
布団を敷くしても、ベッドを並べるにしても。
また、お休み前に子供とコミュニケーション(例えば、絵本を読んだり)
の場所をつくることができます。
子供の年齢にもよりますが、
10年くらいはこんなお部屋として利用できますよね。
一部屋は余っているんですが、しばらくはご主人の趣味部屋(書斎)とか、
室内物干しのスペースとして利用できます。
もし、上の子が早めに個室がほしくなっても、
一部屋は確保されているので、困る心配はないですね。
この仕切り方のアイデアが、
お客様からの評判が、一番いいです。(おすすめです!)
(参考)部屋を仕切るリフォーム工事のコト
参考までに
どちらの場合でも、将来部屋を仕切るために、
リフォーム工事が必要になります。
よくお客様からこんな質問をいただくので、
簡単にお答えします。
①部屋を仕切るためのリフォーム工事費はどれくらい?
②あとで仕切った壁のクロス(壁紙)の色が、合わなくないですか?
まずは、リフォーム工事費ですが、壁で仕切るだけなら、
材料費・工事費を含めて、だいたい10万円くらいでしょうか。
次に、クロス(壁紙)ですが、
新しく仕切った壁を、周りと同じ色のクロスで合わそうとするから、
「古いクロス」と「新しいクロス」で色の微妙な違いが出るんです。
そんなときは・・・
あえて周りとは全然違う色のクロスでアクセントつけると、
おしゃれなお部屋ができますよ。
まとめ
家の間取りを考えるとき、どうしても『リビング』や『キッチン』に
頭がいってしまって、『個室』のコトは優先して考えないことが多いようです。
でも、家で過ごす時間は、もしかしたら・・・
寝ている時間が一番長いのかもしれませんね。
寝ている時間も、子供と過ごす大切な時間です。
とくに10歳くらいまでが、
お母さん・お父さんと共有する時間が長いです。
だからこそ、『子供部屋』のこともしっかり考えください。
今回のアイデアで、
ライフスタイルの変化にも対応した
素敵なお家が一軒でも多くできたら、うれしく思います。
最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございます。